フレイルとは、Frailty (虚弱)の日本語訳です。年齢とともに、筋力や心身の活力が低下した状態のことを指します。
フレイルは要介護のリスクを高めるので、フレイルの進行を予防することはとても大切です。フレイル予防の3つの柱は、「食事」「運動」「社会参加」が大切と言われています。
今回は、フレイル予防のための食事のコツについて解説します。
食事でフレイルを予防しよう!
フレイルを予防するためのポイントに、「よく噛んでよく食べること」が含まれます。
食事を「よく噛んで食べる」には、滑舌が悪くなる、食べこぼしや僅かなムセがある、硬くて噛みきれない食品が増えるなどの、口の虚弱を防ぐことが大切です。
糖質・脂質でフレイル予防!
低栄養、低体重はフレイルを進行させる大きな要因を引き起こさないためには、さまざまな食材をバランスよく食べることが大切です。
エネルギー源となる糖質と脂質の摂取量が不足すると、筋肉をエネルギー源として分解してしまい、体重減少や筋肉量低下に繋がる場合があります。
糖質は身体の中におおよそ1日分のエネルギーしか蓄えられません。毎日しっかり摂取しましょう。
脂質はエネルギー源として脂肪に蓄えられるだけでなく、ホルモンの原料であり、皮膚や細胞膜、脳細胞の原料になります。
肥満や持病がある場合を除いて、しっかりと摂取しましょう。
たんぱく質でフレイル予防!
たんぱく質は、高齢者に不足しがちな栄養素です。たんぱく質を十分に摂取しないと、筋肉が低下し、フレイルを招きやすくなります。
また、高齢になると消化吸収効率が下がるので、65歳以上の高齢者はたんぱく質を1日に体重×1.0g以上摂取するようにしましょう。
1日3食でフレイル予防!
加齢とともに1回の食事で食べられる量は減少していきます。1日3回以上の食事を心がけ、1日に必要な栄養素をしっかり摂取していきましょう。
また、規則正しい食事は、生活リズムを整えるだけではなく。活動量と比例して食欲が増加するので、更に十分な食事を摂れるようになります。
共食でフレイル予防!
孤食になると、好きな物ばかり食べたり欠食が増えたりして栄養が偏る場合があります。
家族や友人と一緒に食事をすることで、コミュニケーションの増加による心の健康維持や、色々な食材を食べられることへつながるため、フレイル予防に繋がります。
バランスの良い食事でフレイル予防!
手軽に食べられるパンやおにぎり、麺類などの単品メニューではなく、糖質、脂質、タンパク質などを多く含む食品を食事に取り入れましょう。
量がたくさん食べられないぶん、少量でもバランス良く栄養を摂取することが大切です。
毎日の食事を大切にし、食生活からフレイルを予防して健康元気に過ごしましょう!
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