今回の支援ケースについて解説
杜のつぐみ療育園四郎丸園での、支援事例のご紹介となります!
今回は、自分の要求が上手く伝えられずパニックを起こしてしまう子が、自分の要求が伝えられるようになった支援事例をご紹介します。
Kさんは通園開始当初、自分の要求が上手く伝えられずパニックを起こすことがございました。
また、自分の遊びたいおもちゃがあると、職員に伝える前に子どもたちの立ち入り禁止の場所(職員の休憩室や事務室)に入り、遊び始めてしまうことがありました。
そのため、Kさん自身で自分の要求を伝えられるようにするため、当園では下記の支援を実施しました。
自分の要求が伝えられるようになるための支援方法について【支援内容】
①欲しいものがある際は、指さしで伝えることができるように療育室におもちゃの写真を掲示し、可視化しました。 ②利用頻度が高い要求語である「かして/ください/やって」を繰り返し練習し、場面と言葉で相手に気持ちを伝えられる訓練をしました。 ③「欲しい時は、何と言うのかな?」「このおもちゃで遊びたいときは何と言うのかな?」など言葉で促すようにしました。要求語が出ないときは、職員がはじめの1文字をヒントとして伝えたり、1度全部言ってみたりして、それを復唱してもらうという練習を繰り返しました。 ④本人の好きなキャラクターや遊びから発語を促すように、練習しました。 ⑤指さしでの要求や自分の言葉で言うことができた際には、大いに褒めました。 |
上記の内容を、四郎丸園にて実施しました。
【支援を行った結果】率先して自分の要求を伝えられるようになった!
その結果としては、とても効果が表れた支援方法でした!
・写真をもとに指さしで要求を伝えることができるようになりました。 ・今では、「く‥?」と声をかけるとそれをヒントに「ください」と言うことができるようになりました。 ・要求語を自分で言えるようになったことが自信に繋がり、要求語以外の発語の量も増えました。 ・最近では自分から「えんぴつ」「かみ(紙)」「やって」等話しかけることができるようになりました。 ・立ち入り禁止の場所に立ち入ることや、パニックの頻度も少なくなりました。 |
このような1つ1つの出来事が、私たちの日々の支援の励みになっています。
今後も小さなステップに目を向けて、子どもたちと共に成長していきたいと思います。
お子さまのことでお悩みがある場合、ちょっとしたご相談などでも、お気軽にお問い合わせください。
杜のつぐみ療育園では
・コミュニケーションが苦手な子 ・行動コントロールが苦手な子 ・気持ちのコントロールが苦手な子 ・変化に敏感な子 ・注意散漫になりやすい子 |
上記のお子様に対し、見守るだけではなく
・楽しくお話できたら、「楽しくお話できたね。」 ・おもちゃを貸してくれたら「貸してくれて優しいね。」 |
等々、話をする中で「自己肯定感」が高くなる様な、接し方を意識しております。
また、お子様それぞれの特性に合わせた、課題を考え計画に沿っての支援を行っております。 まずはちょっとしたことでも、お気軽にお問い合わせください!
下記「アドレス」「お名前」「お電話番号」のみの記入で、簡単にご連絡と、園の見学のご相談が可能です。発達相談に関するお悩み等ついて、どんな内容でも福祉のプロがお聞きいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください!
※2~3営業日以内を目処に、担当者よりご連絡を差し上げます。
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