今回の支援ケースについて解説
杜のつぐみ療育園荒井園での、支援事例のご紹介となります!
今回はすぐに靴下や靴を抜いてしまう児童に対しての支援をご紹介します。
来園すると素足で過ごす事が多かったAさん。玄関に入るとすぐに靴下を脱いでしまっていました。
小学校に上がることをきっかけに、園でも靴下と上靴を履く練習の取り組みを開始しました。
練習に取り組み始めのころは、靴や靴下を履く事を促すだけで、泣いて拒否していたAさんでした。
そのため靴下や上靴をすぐ脱がず履けるようにするため当園で下記の支援を実施しました。
靴下や上靴を嫌がる子が、すぐ履けるようになるための支援方法について【支援内容】
① 絵カードを使って視覚提示を行いました。 ➁ 決まった時間で履けるように、スケジュールボードを用意し視覚的支援を行いました。 ➂ 最初は短い時間からスタートし、タイマーをセットしました。 履ける時間が増えてきたら、「活動まで」「おやつの時間まで」等と区切りがつく時間で 提示しました。 ④ 無理強いはせず、本人の状況やペースに合わせ、スモールステップで取り組みました。 ⑤ 少しでも長く履けたら、沢山褒めました。 |
上記の内容を、荒井園にて実施しました。
【支援を行った結果】靴下や上靴をすぐ脱がずしっかりと履けるように!
その結果としては、非常に効果が表れた支援方法でした。
・取り組みを始めた当初は、10秒履き続けるだけでも精一杯だったAさんでしたが 毎回の取り組みで、少しづつ履ける時間が増えていきました。 履ける時間が増えてくると、タイマーが無くとも時間内で履き続ける事が出来ました。 ・最終的には声がけや促しが無くとも、玄関口から履く流れを身に付ける事が出来ました。 来所している時間内は、1日靴下と上靴を履けるようになったAさん。 保育園でも学校でも履けるようになりました。 |
このような1つ1つの出来事が、私たちの日々の支援の励みになっています。
今後も小さなステップに目を向けて、子どもたちと共に成長していきたいと思います。
お子さまのことでお悩みがある場合、ちょっとしたご相談などでも、お気軽にお問い合わせください。
杜のつぐみ療育園では
・コミュニケーションが苦手な子 ・行動コントロールが苦手な子 ・気持ちのコントロールが苦手な子 ・変化に敏感な子 ・注意散漫になりやすい子 |
上記のお子様に対し、見守るだけではなく
・楽しくお話できたら、「楽しくお話できたね。」 ・おもちゃを貸してくれたら「貸してくれて優しいね。」 |
等々、話をする中で「自己肯定感」が高くなる様な、接し方を意識しております。
また、お子様それぞれの特性に合わせた、課題を考え計画に沿っての支援を行っております。 まずはちょっとしたことでも、お気軽にお問い合わせください!
下記「アドレス」「お名前」「お電話番号」のみの記入で、簡単にご連絡と、園の見学のご相談が可能です。
発達相談に関するお悩み等ついて、どんな内容でも福祉のプロがお聞きいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください!
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