この記事は5分で、下記の内容を理解できます。
自閉症に多い遊び方の特徴について紹介 ・子どもが物を並べることがあるケースについて ・子どもが戦いごっこをするケースについて ・子どもが砂を食べることがあるケースについて ・自閉症スペクトラムの子はくるくる回る遊びをするかについて 上記のそれぞれの保護者の対応方法について |
それでは、早速解説していきます!
自閉症に多い遊び方の特徴について
自閉症の子どもに見られる特徴としては、大まかに下記の内容があります。
・物を集める
・規則的に並べる
こういった遊びを好んで行う傾向があります。日々の遊びでもおもちゃを規則的に並べたりを繰り返し行っています。自閉症の遊びについての特徴を理解するため、まずは「物を並べる遊び」についてご紹介していきます。
子どもが物を並べることがあるケースについて【男の子は物を並べるのが好き?健常児のケースも】
物を並べる遊びを好きでも、自閉症と断定はできません
自閉症の子どもは、物を並べる行為が好きなのが特徴のひとつとなります。ただ子どもが物を並べて遊んでいるというだけで、自閉症かと疑うのは少々早いです。自閉症ではなくても基本的に小さなお子様なら、物を並べるという遊びが好きで、つい夢中になってしまうということはございます。
これに対しての保護者の対応方法については無理に止めないで、まずは様子をみましょう。あまりにも目に余るレベルであれば、病院に行ってみることも検討すべきかと思います。
子どもが戦いごっこをするケースについて【発達障害の子のケース】
発達障害傾向がある子が、戦いごっこの中ではしゃぎ過ぎてしまう理由について
発達障害傾向の子は友達同士などで遊んでいても一人だけはしゃぎ過ぎてしまったり、戦いごっこをする中でヒーローポジションになりきってしまい、友達に強く攻撃してしまうことがあります。
悪ふざけしすぎて浮いてしまう場面が発生してしまいます。そこから暴力行為に走ってしまうケースもあり、他の保護者様へお詫びをしなければならなくなったケースなどもございます。他にも学校などからやりすぎてしまうことでの注意の電話あったりと、保護者様からすると頭を悩ませてしまう内容だと思います。
発達障害傾向の子が、こういった行為に走ってしまう理由としては脳の発達に理由がございます。基本的に発達障害傾向の子は下記の状況に当てはまります。
・周囲の状況を見て理解する力が弱い ・相手の子が嫌がっていても気づかない ・感情をコントロールする力が弱い ・行動をうまく調整できず、はしゃぎ過ぎて浮いてしまう ・力が強くなりすぎてしまう |
発達の特性で「落ち着いて」と言われても、落ち着ける気持ちが育っていないためうまくいかないことが多々ございます。小さい頃は健常児の子もはしゃぎ過ぎていることがあるので目立ちませんが、成長とともに浮きやすくなってしまう傾向がございます。
特に思春期では、周囲のコミュニケーションが高度になってきて空気に合わせた行動が求められたりつながりが強くなる傾向がありますが、はしゃぎ過ぎてしまう状態のままだと空気の読めない子攻撃してくる子という認識になり、グループ関係から孤立しやすくなってしまうケースがございます。
子どもがはしゃぎすぎる場合の対策について
子どものはしゃぎ過ぎることを抑えるために、家の中での”あるコミュニケーション”を行うことで伸ばしてあげることが可能となります。結論としては、子どもがはしゃぎ過ぎた際に「反応をしない」ということが必要になってきます。それにプラスして、子どもが自分自身ではしゃぎ過ぎを落ち着けた時には、必ず褒めて伸ばしてあげましょう!
子どもがやりすぎな時、急に保護者が反応しなくなると子どもも違和感を感じ取ります。そこから段々と客観的に周りがみられるようになり、はしゃぎ過ぎていた感情を抑えることができるようになっていきます。
例としては保護者が無表情になる、沈黙して何も反応せず食事をする、などが挙げられます。ここで大切なのが、子どもが状況に気づき落ち着いたタイミングで褒めて肯定することが必要です。
それにより子どもにも「これで良いのか」と伝わって、少しずつ問題行動が減っていき感情を落ち着けられるようになることができます。
子どもが砂を食べることがあるケースについて【発達障害の子のケース】
砂を食べるケースの他にも
・紙 ・石鹸 ・毛髪 ・氷 |
などなど、通常食べない、口に入れないものを何度も口に入れようとする場合は自閉症の他にも異食症の可能性が挙げられます。これは短期間で症状が治まるケースもございますが、中には感染症や鉛中毒など非常に危ない状況になる可能性がありますので、気になる際は専門機関に相談が必要です。
ちなみに異食症とは、通常口に入れないものを日常的に食べてしまう摂食障害(摂食症)となります。1ヶ月位以上継続し摂取し続けてしまったケースなどが、診断基準となります。
しかし、乳幼児など認知機能が発達していない場合の異食行為は賞状とはみなされません。
文化的・社会的両方で通常食べないものを摂取してしまうことが、異食症と診断されるケースとなります。
そのため保護者の対応方法については、様子を見つつあまりに続いてしまうようなら病院で診てもらう必要がございます。
自閉症スペクトラムの子はくるくる回る遊びをする?(常同行動について)
自閉スペクトラム症の子は、くるくる回る行動などがみられます。その子の特性にもよりますが回るときは無言だったり、スローモーションで回ったりします。寝る前にもくるくる回ったりします。
数年続けるケースもあるようで、くるくると回ってるときは穏やかな顔をしていることも多いようです。
心理師・他専門家の方も「常同行動を止める必要はございません」という回答もあり、ほぼ止める必要はありません。ただ激しく高速で回っているときは、流石に少し落ち着いてね。と軽く声をかけたりすることはあります。
くるくるするのは寝る前だったりやることがないときなどによく見られます。集中してるときなどは静止で、空いた時間にはくるくると回ることが多々見られます。他にも特殊な何かが起きた場合も心の整理をするため回ることがあるようです。
自閉スペクトラム症のあるお子様は、くるくる回ったり手をひらひらしたりジャンプしたりはよくございます。
これは何かを話すタイミングでやっている場合もあるようなので、すぐには止めない方が良いです。他の人に迷惑をかけていなかったり、自分の体調が悪くなる様なレベルではなければ止める必要はないかと思います。
保護者の対応方法についても様子を見つつあまりに激しく長く続いてしまうようなら、病院で診てもらう必要がございます。
自閉症に多い遊び方の特徴で、心配なことがあるときの受診先について
・地域の療育センター ・発達障害者支援センター ・児童精神科のある小児科 |
の受診をお勧めいたします。(不明な点等ございましたら、弊社でもご紹介が可能かと思いますので、まずは下記よりお気軽にお問い合わせください。)
また、「宮城県仙台市の放課後等デイサービスの選び方」や「発達障害の不安を感じた際のチェックリスト」などの記事もございますので、ご参考にしていただければと思います!
お子さまのことでお悩みがある場合、ちょっとしたご相談などでも、お気軽にお問い合わせください。
杜のつぐみ療育園では
・コミュニケーションが苦手な子 ・行動コントロールが苦手な子 ・気持ちのコントロールが苦手な子 ・変化に敏感な子 ・注意散漫になりやすい子 |
上記のお子様に対し、見守るだけではなく
・楽しくお話できたら、「楽しくお話できたね。」 ・おもちゃを貸してくれたら「貸してくれて優しいね。」 |
等々、話をする中で「自己肯定感」が高くなる様な、接し方を意識しております。
また、お子様それぞれの特性に合わせた、課題を考え計画に沿っての支援を行っております。 まずはちょっとしたことでも、お気軽にお問い合わせください!
下記「アドレス」と「お名前」のみの記入で、簡単にご連絡と、園の見学のご相談が可能です。
発達相談に関するお悩み等ついて、どんな内容でも福祉のプロがお聞きいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください!
コメント