杜のつぐみ療育園児発管のIです!
今回は児童発達支援の児童の行き渋りが解決した例を、ご紹介いたします。
・年齢:5歳
・性別:男児
・お子さまの様子:
Mさん(当時5歳)は年中から児童発達支援の個別療育に通われています。
通園し始めてしばらくすると、あるきっかけから幼稚園の登園拒否が始まり、それと共に療育への登園も拒否するようになりました。
また、Mさんには時間の切り替えが苦手という課題もありました。
① たのしく通園するために
・カレンダーを用意し、通園出来た日を好きなキャラクターやかわいいシールでデコレーションし、通園するモチベーションになるようにする。
・出来たこと、行ったことノートを用意し、出来たことが見て分かるようにする。
また、お母さんにもノートを見せることを伝えておき、褒められることでモチベーションに繋がるよう、カレンダーと共に使用する。
② 支援を受けて、切り替えにかかる時間を短くする。
・事前の説明(長針での説明)をしたうえで、残り時間が一目でわかる支援グッズ(ドラえもんに見立てたもの)を使用し終わりの時間を意識できるよう支援した。
・支援グッズや、場面に応じたカウントダウン、①のカレンダーで先の見通しを確認し、また次回遊べることを認識できるようにする。
上記を半年間の短期目標とし支援を実施。
上記の支援の結果、本人にとても合っていたようで半年後には、達成したといえる評価となりました。
シールを使って登園日が分かりやすくなり、好きなシールを選んで貼ることを楽しみに休まず登園できるようになりました。
また、その日の目標をノートに書いたことにより、やるべきことが分かりやすくなり意欲的に課題にとりくむようになりました。シールが貯まったカレンダーを持ち帰り家族と頑張ったことを共有し振り返ることが出来、次月もシールでいっぱいにするというような前向きな発言も聞かれました。
また、残り時間が一目でわかるタイマーを大好きなドラえもんに見立てて使用し、終わりの時間と次の行動を伝えたことにより、時間が分かりやすくなり、課題にも集中して取り組めるようになってきました。
他にも、遊びの後片付けが出来ない時もタイマーを使って時間を決めたり、好きな本を選んでもらうことによりスムーズに行動を切り替えられるようになってきました。時計を見ながら自ら行動の切り替えをしている場面も増えてきています。
上記の様な支援の他にも、様々な特性の子の支援を実施しておりますので、お子さまのことでお悩みがある場合、ちょっとしたご相談などでも、お気軽にお問い合わせください。
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杜のつぐみ療育園では
・コミュニケーションが苦手な子 ・行動コントロールが苦手な子 ・気持ちのコントロールが苦手な子 ・変化に敏感な子 ・注意散漫になりやすい子 |
上記のお子様に対し、見守るだけではなく
・楽しくお話できたら、「楽しくお話できたね。」 ・おもちゃを貸してくれたら「貸してくれて優しいね。」 |
等々、話をする中で「自己肯定感」が高くなる様な、接し方を意識しております。
また、お子様それぞれの特性に合わせた、課題を考え計画に沿っての支援を行っております。
まずはちょっとしたことでも、お気軽にお問い合わせください!
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