食事 ブログ

高齢者が食べやすい食品と調理方法

    前回は、高齢者のお食事で気を付けるポイントをご紹介しましたが、食事をおいしく食食べてもらうためには、食べやすい食品・食材を選ぶことが大切です。

    高齢者が食べやすい食品

    高齢者の方の食べやすい食材・食品は、柔らかく、喉越しが良いものです。食べにくい食品でも、栄養素を摂取するためにも、食材と調理方法をご紹介します。

    おすすめの肉類

    噛み切りにくい肉は叩いたり、皮の部分や脂身は取り除くか切り目を入れます。やわらかい部分を選びましょう。


    牛肉:ヒレ、サーロイン
    豚肉:ロース、モモ
    鶏肉:ささ身、モモ
    挽き肉は、やわらかい部位を選んで二度挽き

    おすすめの魚類

    マグロ、はまち、ホタテの貝柱など、身がやわらかくほぐしやすいもの。
    筋のある場合はたたいて調理します。
    小骨が少なく骨を取り除きやすいもの。


    鮭、タラ、カレイ、イワシ、アナゴ、ムツなど

    おすすめの野菜類

    旬のもの、新鮮でやわらかく食べやすいもの。

    調理のポイント

    硬い場合

    煮込み、蒸しなどの調理方法でやわらかくします。野菜などは時間をかけて加熱し歯ぐきでつぶせるくらいにやわらかくします。

    細かく小さく切る

    繊維を断つ、格子状に切れ目を入れるなどして、切り方をくふうしましょう。

    パサパサしている食品

    飲み込みを助けるために、片栗粉などの、とろみ調整食品などを利用するのも一つの方法です。

    噛みきりにくい

    野菜の皮はむき、トマトやナスの皮はむくか、切り目を入れます。葉野菜はやわらかい葉先を使用し、根菜などは繊維を断ち切るようにして切ります。

    ご紹介した食品と調理方法を参考にしながら、高齢者の方でも食べやすい食事を提供してあげましょう。

    食事の好みも意識しよう

    高齢者の方に食事を食べてもらうには、お一人お一人の食の好みに合わせることも欠かせません。食事の好みを意識して提供すると、喜んで食べてくれることでしょう。

    彩や見た目を意識する

    高齢者の方に美味しく食べてもらうには、食欲をそそる見た目の美しさも大切です。
    噛みやすさ・飲み込みやすさ・おいしさ・好み・見た目がそろってこそ、高齢者の方に喜ばれる食事を提供することが出来ます。

    高齢者の食事の介助

    それでは最後に、高齢者の方の食事の介助に関してご紹介します。食事の介助では誤嚥に注意し安全に食事ができるように心がけましょう。

    正しい姿勢を介助する

    食べにくい体勢だと食事に集中しにくくなったり、誤嚥を引き起こすもとになります。基本は、あごを引き気味にして前かがみの姿勢となります。

    背中が60~90°くらいの角度に保たれていて、顎が引き気味になっているのが理想的な姿勢です。
    もし、姿勢の維持が難しければ、クッションなどを使って姿勢を正しく保てるようサポートしてください。

    口腔内を清潔に保つ

    口腔に問題を抱えていると、思うように食事がとれなくなります。
    また、唾液の減少に伴い歯周炎・歯肉炎を招き口腔内が不衛生になりやすいので、食前・食後にうがい・歯磨きをするようにし、定期的なメンテナンスを行いましょう。

    食事の環境を整える

    食事に集中して楽しめるように、テレビなどの映像や音が気になるものは消し、食事が見えるように、適度な明るさのある環境を整え、高齢者の方にとって、楽しく、おいしく、進んで食べてもらえるように配慮しましょう。

    食事のことならプリサートへお任せください

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